(このお店は閉店しました。2014/06/24)
先日いただいたランチをご紹介します。
JR中野駅北口にレトロな感じを醸し出している空間があります。この一角は、お店が四角形に並んでいて、ブロードウェイの喧噪も、中野ラーメンストリートの賑やかさもどこか遠く感じられる、不思議な雰囲気があります。
このエリアは桜の木があり、沖縄そばまかい、うなぎの川二郎、ジンギスカンの神居古潭、日本そばの武蔵野そば店と、グルメなお店が集中している場所でもあるのです。
そしてその場所にあるのが、やはり独特の存在感を持った北京料理 北京亭です。
一品ものからラーメンまで、幅広いメニューがありますが、北京亭のランチといえば定食(¥600)です。レバニラ炒め定食や、ギョーザ定食などではありません。定食は、定食なのです。この定食は、肉野菜炒め、ライス、お新香、スープという構成になっています。
オイスターソースの香りが豊かな肉野菜炒めは、野菜が多いです。お皿の下には、野菜から染み出た水分がたまり、具全体にコーティングされた油も見え、率直に書かせていただくと見かけは荒っぽい出来。しかし、食べてみると油はサラッとしていますし、特にもやしはシャキシャキで、薄口の味付けながらご飯が進む、不思議な炒め物です。
特においしくいただいたのが、スープ。具が無く、お醤油ベースのシンプルな中華スープなのですが、わずかな酸味が口当たりを変えています。これが、ソースで味付けされたと思われる肉野菜炒めにも、ご飯にも合うのです。
味も量にも値段にも、そしてどこか懐かしいお店の雰囲気にも満足したランチでした。
★お店情報:中野区中野5-55-7、月-土12:00-22:00(14:00-16:30休憩)、日祝17:00-21:00。お店の方に伺ったところ、定休日はなく臨時休業があるとのこと
コメント