気になっていた、うどん屋さんがありました。先日、機会があって、行ってきました。その名も、オレオレうどんです。2023年3月時点でのご時世、ちょっと誤解を生むような、挑戦的なネーミングですね。
このお店の位置を説明するのは難しいです。建築中の中野区役所と、ブックファーストが入っているビルの、間の道。以前、小麦の奴隷というベーカリーがあったところです。
お店を確認して、お腹が空いていたので、早速入りました。これが間違いだった。
メニューを拝見すると、まず「香川県式釜玉うどんのおいしい食べ方」が紹介されています。隣のページには、香川県産小麦、さぬきの夢100%使用という力強いメッセージと、こだわりについて。ページをめくると、基本らしい5メニューに続いて、肉うどん4種類、釜揚げうどん3種類のお値段が書いてありました。
トッピングにより、かなりメニューが多いのです。一覧で把握することは困難で、ページをめくる度に新たなメニューが登場します。つまり、決められません。
そういえば、お店に入る前に、壁に写真がたくさん貼ってあったことを思い出しました。1度立ち止まって、メニューをある程度吟味すべきでした。
迷ったときは、出来るだけメニューの最初に載っているものを食べるのが王道。そこで、2番目にある、SP釜玉うどんをお願いしました。ちなみに、SPとは何かという説明はありません。また、1番目は旨辛青唐うどん。釜玉うどんよりもプッシュされているうどんも気になりましたが、ここは、とりあえずは(一部)知っているメニューにしました。
それほど時間がかからず、お料理が出てきました。
驚いたのが、香りです。マスクをしていてもわかる、黒コショウの香りがします。七味や一味ではないのですね。ましてや青唐辛子でもない。ここにSPの秘密があるのでしょうか。
まずは、はしのほうから1本おうどんをつまんでいただきます。ふんわりとした口当たりですが、噛むとコシを感じます。この両立は珍しいと感じました。
そしてさらに珍しいのは味です。釜玉うどんといいますと、だし醤油を回しかけて、黄身を崩して混ぜていただくものですが、そのままでも味があるのです。ただ、その味はコショウではなく、何かはわかりません…。そして、回しかけられているようには見えず、お丼の底に水分が見えません。湯切りされた釜揚げうどんなのですが、しっかりと味を感じるのです。
そのため、調味料や天かすなどもありましたが、そのままでいただきました。並にしたのですが、大でもよかったかも。もう二箸くらい、食べたい。そんな余韻がありました。
天ぷらやおにぎりなどはなく、うどんの多彩な具材のメニュー展開で勝負をしています。夜はおでんが食べられるとのこと。次は、別のメニューを試したいと思います。
本場讃岐 香川直送 オレオレうどん
ジャンル:うどん、おでん、居酒屋
住所:東京都中野区中野4-6-10 1F
電話:03-5860-0368
営業時間:11:00-15:00、17:00-LAST
定休日:日曜日
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