中野駅の北口、早稲田通りを渡ったところにある、薬師あいロードで、水曜日だけオープンしているラーメン店があります。麺屋正路です。一度、偶然お店を見つけたものの、その時はいただけずじまい。その後、中華そばをいただきました。
なんとなくですが、機会を逃すのが惜しく、諸々調整して続けて行くことができました。
この時にお願いをしたのは、つけそばと鴨のハラミ焼き肉めし。豪華にしてみました。
まず出てきたのは、おそば。まずは、美しい盛り方に感動をしました。どさっとボリューム感あるよそい方もおいしそうですが、ピシッとそろった美しい麺もおいしそうに見えるものです。そして、食べやすい。理にもかなっています。

つゆには、中華そばと同じように、あぶられたネギとワンタンが入っています。
いただくと、かなりつゆのお醤油の風味がたっています。そしてほんのちょっぴり苦みを感じるような気もします。ギリギリ、塩辛さを感じないレベル。こういう方向性で濃いつけそばは、中野のラーメンシーンには他にはないですね。

おそらくは昆布水と思われる、ちょっぴり風味がついた水につけられてそろっている麺は、箸で取り出しやすく、ほぐれやすい。つゆが絡んで、するっと食べられます。鴨と鶏のだしはいい意味で控えめで、最初のオイリーさと最後の後味でほんのりと感じるくらい。中華そばの時の感じましたが、つけそばですと、より一層日本そばをたぐっている感覚になります。
しばらくすると、鴨のハラミ焼肉めしと、つけそばのつゆを割るためのスープが出てきました。鴨のハラミ焼肉めしは、つけそばとは逆に、甘さがたった甘辛さが鴨によく合っています。ハラミということで、脂身は感じられず、赤身肉のようなしっかりとした味と歯ごたえがありました。かけこみたくなるくらい、お米と合います。白飯があり、おそらくはゆで汁たっぷりのハラミを載せているのだと思いますが、量のバランスがよくて最後までお肉と白米を楽しめました。そしてわさびもよい味変になりました。個人的な好みですが、わさび、倍くらいあってもよかったかもしれません。

最後に、割りスープでつゆをいただきました。おそらくつけそばや焼き肉めしと同じように、細やかな工夫がされていると思われるのですが、正直に申し上げて、濃い味に慣れてしまい、細かくはわかりません。まろやかになったスープを楽しみました。
正統派な見た目と、攻めている味。ラーメン激戦区そしてつけ麺発祥の地の中野にあっても、埋没しない個性的な一杯。おいしくいただきました。
麺屋 正路
ジャンル:ラーメン、つけ麺、油そば
住所:東京都中野区新井1-8-7(和香)
営業時間:水11:30-15:00、17:00 – 21:30
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