昨日、気になっていたイタリアンレストランへ行ってきました。中野通り沿いにある、イタめし処ジョヴァンニ(TRATTORIA giovanni)です。
JR中野駅からはかなり離れているのですが、趣のある外見やこだわりのシェフがいらっしゃるということで、行きたかったお店です。先日えらい人から「最近通い出して」などと伺って、ますます思いが募り、やっと訪れることが出来ました。
いただいたのは、ランチメニューのAコース(¥1260)。5種類の中から選ぶ、前菜またはスープ。3種類の中から選ぶパスタ。そしてたくさんから選ぶデザートとコーヒーというラインナップとなっています。
アンティパストには、自家製サーモンのマリネをお願いしました(写真上)。
オリーブオイルが強いですね。いわゆるマリネというとお酢漬けを想像しますがお刺身のようで、素材そのものの感じ。甘く柔らかなサーモンに、独特の風味ととろみあるオリーブオイルがない交ぜになって、あっさりとした前菜になっています。
添えられた2種類のパンも秀逸。特に大きな方は小麦の風味が豊かでふかふか。ですが粗めの粒が歯の間でプチプチと爆ぜて、噛みごたえもあります。そのままいただいてもいいですし、オリーブオイルを付けてみたらしっかりと染みこみ、こちらもおいしい。帰り際にパンをテイクアウトされていた方がいらしたのも、納得です。
パスタは、ツナとアンチョビ、ケッパーのスパゲティをオーダーしました(写真中央)。
好みからするとやや柔らかめ。ですがかなり堅めが好きなので、なおのこと柔らかく感じたのかもしれません。お味は、こちらもオリーブオイルが強め、そしてツナの風味と塩も効いています。アンチョビということで独特のクセを期待していたのですが、いい意味で存在感が塩気のみになっていて、口当たりを軽くしています。ケッパーは、食感にアクセントを加えていました。ソースでないのでさっぱりしていて食べやすい。そして塩味に奥行きがあるのは、アンチョビとケッパーのコラボレーションの成果なのかもしれません。
リンゴのタルトにしようかなと思っていたら、同じリンゴでしたらとこちらを推薦してもらいました。いただいてみると甘酸っぱい!。リンゴがとても細かく、ミルフィーユのように重なり合っています。そのためリンゴの風味を存分に感じるのかもしれません。コースの中で、一番味が濃いのがドルチェでした。写真ですと何やら一口サイズのように写っていますが、大きめのピースでたっぷりとデザートを堪能できます。
ランチながらコースを十分に味わうことが出来ました。今度は何人かで、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい、贅沢なランチでした。
★お店情報:中野区新井1-39-4、03-3388-7731、ランチタイム11:30?15:00、カフェタイム15:00?16:30、ディナータイム15:00?23:00(ラストオーダー22:00)、定休・水
コメント