中野駅の近くで、二郎系のラーメンが食べられたり、比内地鶏の親子丼が食べられたりといった、グルメなストリートがあります。その小道に、やや敷居が高そうな天ぷら屋さんがあります。天米です。
その天米で、ランチメニューの天丼、1000円をいただいてきました。
決して新しくはないであろうお店ですが、中はとっても綺麗で清潔です。お店の意識を感じます。意外と言っては失礼かも知れませんが、外から窺うことが出来ない店内は満員。カウンターに座ったので、マスターさまが次々と天ぷらを揚げていくさまを見ながら、お料理を待ちました。
く、黒い…。ですとか、れんこん…などとつぶやく余裕もなく、忙しく箸を動かして、おいしい天丼をいただきました。天つゆをくぐっていますが、こういうお店の天ぷらはやっぱり食感が楽しいですね。ナスはふんわり、穴子はほっこり、れんこんはしゃっくり、サツマイモはざっくり、そして海老はプリプリでした。つゆとはちがった、それぞれの食材の甘さがご飯とよく合います。繊維といいますか、細胞が口の中でほどけていくのがまた面白いです。
天ぷら屋さん定番の、ちょっぴり熱めのシジミのお味噌汁がまたおいしいですね。淡泊ながらわずかに感じるシジミの苦みが、甘さになれた口の中を修正してくれます。
贅沢なランチ、やや駆け足になりましたが、堪能しました。
★お店情報:東京都中野区中野5-56-7、03-3387-4184
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