■地元に愛されている中華そば店
某所で打ち合わせをした帰り、野方によって大勝軒野方店へ行きました。
既にお昼の時間は過ぎ、午後1時を回っていたのですが店内は満員。私が並び始めた後も来客があり、時としてお店の外に何人か並ぶほどでした。
10分ほど並んで、席に着くことが出来ました。せっかくの機会なので、チャーシュー入りもりそば(大)(¥850)を注文します。
しばらくして出されたもりそばは、やはりというかかなりのボリューム。そしてスープは、店主がお酢を多めに入れていたのが気になりますが、いただくと意外と薄味です。
しかし食べ進めていくと、どんどん味が変わります。スープをかき混ぜなかっただけなのかも知れませんが、ダシの風味が来た後は、しょう油の香ばしさが主流となります。そして、唐辛子の辛さ、酸っぱさと何回か麺を入れ、頂いていると変化していくのです。
麺はかん水が多めのような食感の太麺。チャーシューとメンマはオーソドックスな手堅い作り。特に鉛筆のような、脂身が少なく太いチャーシューがたっぷり入ってるのはうれしいですね。また、太めのネギがスープに浮いているのがアクセントになっていました。
食べている間にも、お客さんが入れ替わっていきます。おばさんと「もう来ないの?」「…もう一回、来ます」なんて会話をする学生らしき人。かっぽう着を着た、近くのお店で働いているらしき人。そして杖をついたおばあさんを支えながら来て、席に着く親子らしき人たち。私のようにこの店を目指して遠くから来たという風な方もいらっしゃいました。しかし見る限り、地元の人が多かったように思います。地元に愛されているお店。それは名店でしょう。
大勝軒野方店は、5月29日(日)で閉店されるとのことです。ごちそうさまでした。
★お店情報:中野区野方6-33-1
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