■三木谷社長がセキュリティ本部長に
楽天が対策を取ったことで、「顧客の個人情報や、カード決済時のデータの流れは、これまでどうだったのか」という部分が表に出てきています。記事を読むと、想像以上に店舗側がデータを持つことが出来る仕組みになっていたようですね。
情報はジョーカーです。ゲームによっては切り札になります。しかし、ルールが変わると最後まで持っていたら負け、ということもありますので、取り扱いが難しいですね。
そのため、今回の楽天の対策は、楽天に出店している限りは、とてもユーザーフレンドリーに思います。よけいな情報を持つことなく、管理を任せることが出来て、必要な情報は詳細がわからない形で使うことが出来そうです。
サイト管理者の立場から見てみると、相変わらず楽天は強気ですね。電子決済のサービスを受けると、承認の都度手数料がかかるのは仕方ありませんが、システムの作り方によっては、あるいは…。また、出店者にコスト負担を強いるのに、
8月中に1万4000店に対して聞き取り調査を行って、「(セキュリティのルールに)違反していると基本的に退店してもらう」(三木谷氏)(ITmediaの記事より)
という姿勢が取れるのはうらやましいです。それだけ深刻な問題と考えている証なのでしょう。
システムの運用も気になります。どこかとアライアンスしているのでしょうか。導入コストは採算度外視とのことですが、果たして。
★参考:楽天・三木谷社長がカード流出対策発表、店舗の理解は得られるか、楽天市場が個人情報の管理体制を変更、カード番号を店舗側に非開示へ
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