先日いただいた、本格手打麺 十八番(おはこ)の焼き餃子(¥550。写真は3個ですが、一皿5個です)です。
環七沿いにあるラーメン屋さん、十八番。野方ホープの環状七号線反対側にあるお店で、前から知ってはいました。独特の雰囲気を持っていて、またJR中野駅から遠く、環七通り沿いという難しいロケーションであることから、行かずじまいだったところです。偶然機会が出来て、暖簾をくぐってきました。
ラーメンを注文すると、お店の奥にいたご主人が厨房に向かいます。ご主人がテーブルに背を向けて作っていたのは…ギョウザの皮!。職人風なマスターにおそるおそる尋ねてみると、「ウチは麺だけでなく、餃子の皮ももちろん手作りだよ」と、”もちろん”を使ってこだわりを披露していただきました。伺ったら後には引けません。焼き餃子も追加注文してしまいました。
ふっくらとした餃子は、バランスが絶妙。手作り皮の餃子は、おおむねもっちりとしていて存在感がありますが、皮の薄さがちょうどいい。お餅のように、外の薄皮がぱりっとしていて、噛むとなお小麦のふんわりとした食感。アンは野菜中心で、みずみずしい。皮の風味と合わさって、素材の甘さが際だつ優しい味の焼き餃子です。
揚げ焼きといいますか、皮の表面はパリッとし水泡のようなプチプチ感があるものの、歯ごたえはもちりとした感じが際立ちます。お醤油、お酢、ラー油。好みの比率で混ぜてたれを作り、たっぷりとつけながらアツアツをふーふーしながらいただきました。
すでに混み具合が一段落した時間に行ったためか、お客は私一人。お料理を出し終わると、ご主人が元の場所に戻って、今度は餃子を包み始めました。皮を取り、アンを包み、バットに置く。そのリズミカルな繰り返し。職人技を見ながら、今さっきそのバットから取り上げて焼いてくれた餃子をいただく。贅沢な時間でした。
★お店情報:東京都中野区大和町2-2-2、03-3338-8179、11:30?15:00、17:00?21:00、定休・水。なお、ご主人にご了解をいただいて、餃子制作中の後ろ姿を撮影させていただきました。
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