中野は、JR中野駅周辺がラーメン激戦区と言われています。ですが、西武新宿線沿線も見逃してはなりません。ネット上でも、鷺ノ宮、都立家政、野方(環七沿い)、沼袋、新井薬師前駅とそれぞれの駅ごとに「ここは食べたい」と思えるラーメン店が群雄割拠しています。
そして、最近ようやく食べられた一杯が、新井薬師前駅近くにある、RYOMA本店の塩丸鰹味(¥780)です。太麺でお願いしました。
事前の情報では、塩ラーメンが有名だと聞いていたRYOMA。注文したのは、メニューに当店の一押しとなっていたもの。出していただくと、少し変な感じがしました。塩ではスープがすんでいるのが定番ですが、濁っています。
一口いただくと、わずかな塩の辛さ、そしてその後で甘みとうま味が一緒に押しよせてくるような、淡いスープです。うま味は複雑で、どこかお出汁に似ている感じがします。そこでメニュー名を思い出して納得しました。この味は、鰹の粉のものなのでしょう。出汁という印象もここから連想されたものなのかもしれません。
麺も好みでした。平たい断面が、もちっとした食感とごわっという荒々しい食感を見事に両立させていて、おいしい。お店のインテリアもどこかイタリアンレストラン然としていて、ラーメンもスタイリッシュなのですが、ざっぱざっぱとすすらせていただきました。小麦の風味と塩と出汁のうま味が混ざって甘く、箸が進みます。
チャーシューも目立っています。鶏のささみのような、さっぱりとして歯ごたえも豊かなものが大きく2枚。こちらも麺とは違った歯ごたえと、スープとは違った甘みを感じる、工夫されたトッピングです。
数多くのメディアで紹介されているお店と言うことですが、納得です。スープもほとんどいただいてしまいました。
★関連エントリー:和風ラーメン処 燦亭の黒豚チャーシュー麺(中野区のラーメン)
★お店情報:東京都中野区上高田3-19-16、03-3388-8814、11:30?22:00
、定休・水。RYOMAのホームページ
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