鰻蒲焼 味治のうなぎ丼

■東西新聞社文化部の山岡記者、出番です

ランチで、うな丼をいただいてしまいました。味治のうなぎ丼（￥1000。お新香とお吸い物付き）です。

傲慢にも申し上げますが、初めてにもかかわらず、おいしいのはわかっていました。鰻のお丼という、一見大変シンプルなお料理ですが、やっぱり、間違いがありません。

薄皮一枚、かりっとした食感の皮とほっこりとまるで溶けていくような身の焼き加減。タレの甘みと焦がされた箇所のわずかなほろ苦さ。淡泊なうなぎと濃厚なタレ。全く相反する、いくつもの要素が、お丼の中で形になっています。ありきたりの表現となってしまいますが、職人の技を堪能出来ます。

最近、実は中野はラーメン、カレー、そしてサブカルチャーだけでなく、うなぎの街なのではないかと思っています。他のジャンルのように、たくさんのお店が軒を連ねて、という風ではありませんが、ある程度のエリア内になかなかお名前をお見かけする鰻やさんが多いです。