カシオケータイに見る、あえて説明をしない、という選択

昨日、論点となったことがありました。デジタルデバイドつまりパソコンやインターネットを使って、ネットの情報を取り扱うのになれていない方々をどう捉えるか?ということです。

そこには2つのハードルがあると考えています。1つは、パソコンやケータイ電話の操作そのものに慣れているか不慣れか。そして、操作をして得た情報をどう取り扱うか。普段は後者を気にしていますが、時々前者の問題に当たる時があります。

そんな時、カシオの携帯電話開発秘話を拝見しました。

男の知らない“きれい”とは――4000枚以上の写真から完成したカシオ端末の「美撮り」 (ITmedia +D Mobile)

見た目という感覚的な概念を、データや経験を元に積み上げ、実装していく。その商品のリリースには、もう一度概念を感覚によりもどし、あえて説明をしない。本当はわかっていただくために、いろいろと説明をしたいところではありますが、大胆な戦術を採っています。

ライターの方は”美辞麗句”と少々厳しい表現を使っておりますけれども、説明をしないのは勇気がいること。触ってみていただくことをサポートする。こんなこともあるのだと感じました。

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