我流旨味ソバ地雷源中野本店の我流ソバ醤油

■21世紀の東京しょう油ラーメン

拝見しているブログのエントリー「我流旨味ソバ地雷源@中野」本日オープン(ぶぅログのーとさま)で、JR中野駅南口に新しいラーメン店が出来たことを知りました。我流旨味ソバ地雷源です。方南町の有名店が移転してきたとのことですが、タイミング良く、開店後すぐに行くことが出来ました。

多彩なメニューから、もっともオーソドックスであろうメニューを選びました。創作らぁ麺地雷源の我流ソバ醤油(¥750)です。

ショップカードには、お店について「創作らぁ麺」とありましたが、出されたラーメンは「創作」に反し、非常にオーソドックスなものです。メンマとチャーシュー、そして黒ノリ。極めつけは輪切りのネギ。多少スープに脂分が見受けられますが、構成は昔懐かしい東京ラーメンといった趣。

創作らぁ麺地雷源の我流ソバ醤油

スープは醤油のコクとダシの旨味が混ざった絶妙なもの。魚介の深みとそして動物系の濃さを感じるのは気のせいかも知れませんが、矛盾しがちな「あっさりしているけれどもコクがある」ことを見事に両立させています。

麺は好みからは細く、やや柔らかめでしたが、小麦の甘さが感じられる白さが目立つストレート麺です。ずるっとシズル感が楽しめました。

メンマは歯ごたえが良く麺とコントラストとなっていて、チャーシューはスープと印象が違わない風にぎりぎりに味付けをした柔らかいもの。どれもラーメンを引き立て合っていました。

どれが突出するのでもなく、どれもちゃんと味を主張しているラーメン。滅多に使わないのですが、ブラックペッパーをふりかけても、ラー油をたらしても、その味はぶれません。味も外見も、一見古いのですが、素材それぞれが現代のラーメン事情に合わせてアップデートされている。そんな印象を持ちました。

中野はいろいろなラーメンが食べられるラーメン激戦区でしたが、醤油はやや弱いジャンルと感じていました。動物系のダシも、濃厚な脂も、濃いしょう油ダレも、ニンニクも良いものです。ですが、あっさり醤油味というと、やや選択肢が難しかったのも確か。そんな中野ラーメンシーンに、正統派醤油ラーメンが登場しました。

★お店情報:東京都中野区中野2-28-8、03-6304-8902、無休

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