■海の恵みの優しい香りをまとった、濃厚スープと太麺
先日JR中野駅北口に開店した、つけそば店二代目えん寺。先日、新メニューである、ベジポタ煮干じめつけ麺(¥790)をいただいてきました。
ダシのエキスがたっぷりと溶け込んだスープはとろりとしていて、濃厚そう。しかし、いざいただいてみると最初の印象とは違いました。別の「えん寺」でいただいたときはかなり素材の味が濃かったのですが、口当たりと香りがあっさりしていますね。
煮干しの香りでまとめられているので、豚骨や鶏の風味が前に出てこず、野菜の甘さを感じるからかもしれません。ただ、やはりそこはベジポタ。いただいているうちに、徐々にお腹が特に豚骨のパンチあるエキスを感じ取り、重たくなってきます。そんなときには、テーブルに常備されているスープの出番です。少し加えて、マイルドにしてから食べ進めます。
具の存在感も、このつけ麺の印象を強くしているでしょう。細長く、ほろほろと繊維が崩れるチャーシューは味付けも濃く、お肉の脂分も多めで、スープとは別のパンチを加えています。メンマも良い意味で食感があり、主張をしていました。
麺は確かに太いのですが、ストレートで水でしめられ、のどごしは柔らか。別のお店では胚芽の粒が見えるほどで色も少し黒く、ぼそりとした荒々しい日本そばのようなのどごしでしたが、こちらの方が好みですね。麺にスープが絡みつき、模様が浮かび上がっています。濃厚さがおわかりになると思います。
もっちり太麺にスープという組み合わせが多いつけ麺において、太麺にもっちりスープというオンリーワンな一杯、おいしくいただきました。
気になっていた、厨房が上の階にあるお店のレイアウトですが、上からも「お待たせしましたー」「ありがとうございましたー」などの声が聞かれました。お店の方も接客に工夫されているようです。
★関連エントリー:二代目えん寺、開店準備中
★お店情報:東京都中野区中野5-62-7、11:00-16:00、17:30-22:00(LO)、土日祝は通し、開店後しばらくは定休・水
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