位置情報というと、ピンと来られる方は少ないかもしれません。最近ですと、デジカメにGPSがついていたり、そもそもケータイにはGPSが付いているものが多い。それらで写真を撮ると、写真データに位置情報がつくのです。
画像を保存したSDカードや、ケータイから転送をしたものをパソコンで見ても、直接はわかりません。ですが、その写真には、撮影したところの地球の緯度経度が記録されていて、どこかということが特定出来たりします。
全ての画像に位置情報がついているわけではありません。機器が対応していなくてはいけないですし、そういった機能をつけるという設定をしないと、情報を埋め込めないものもあります。そして位置情報の追加はラーメン店や、旅行先ではとても便利な機能ですね。どこへ行ったか、どこのお店だったのかは、インターネット上の地図サービスを使ったりすると、すぐにわかります。
問題は、個人的なデータです。芸能人の方がブログで、ランチを召し上がったレストランの写真をカシャッと撮影。もしもそれに位置情報がついていたら…。家の近くで見かけた可愛いお花ですなどのブログ記事に、位置情報がついている写真が掲載されていたら…。その人の行動範囲が何となくわかってしまうという事態も想定されます。
■位置情報をネットで大公開しまくりの件 （スタパブログ）
氏名や住所、勤務先や学校などの情報は、安易にネットで公開しない。そんな啓蒙活動が展開されています。一方で、そんなことをしているという自覚がないまま、公開されてしまうデータもあります。どこまで気をつけなくてはいけないのか、キリはありませんが、最近は位置情報に関連したウェブサービスがホットな話題となっていることもあり、気になっています。
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