最近メディアを賑わしている動画配信に関連してか、何回かお尋ねをいただくことがありました。組織からのデータの流失という論点から、個人的な経験談として述べさせていただきますと、次の2つとなります。
(1)データの流失は内部から起こることが多い。
ハッキングや悪意ある者がネットワークに侵入したり、パソコンのデータをそっと盗み出したり、はたまた産業スパイの暗躍?!など、原因はいろいろと考えられます。ですが、大抵の場合内部の方が関与をしているということが圧倒的に多いように思われます。以前も書いたかもしれませんが、同業の方と世間話をしたとき教えていただいたのですが、その方はン億円のコストを使って情報流失を防ぐセキュリティ体制を強化したいと相談を受けました。するとその方は「その経費で社員教育を徹底したらいかがでしょうか?」と提案したそうです。
(2)パソコンからインターネットを経由した行われたことは、大抵の場合さかのぼることが出来る。
一時期、インターネット掲示板で犯罪予告を行ったら、警察に逮捕されたということが立て続けに報道されました。このことからもわかる様に、どこの誰が書いたかわからないインターネットの掲示板の書き込みから、書き込んだご本人までさかのぼることはおおむね可能です。専門的な知識を持った方が行う場合は別ですが、大抵の場合は行き着きます。最近ですと、一日500億通ものスパムメールを送信していたロシアの業者が逮捕されたりしました。
ニュースで初めてYoutubeを知った、などという方もいて、しばらくは関連したことでお尋ねを受けそうです。
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