中野ラーメンストリートにある割烹料理屋さんの、味と酒の店・大将へ行く機会がありました。おいしいお魚とおいしいお酒がいただける名店ですが、それだけにやや敷居が高いお店でもあります。
お刺身やお鍋などをいただいた後、少々遠慮しながら、でもやっぱりいただいてみたいので、カキフライをお願いしました。
しばらくして出していただいたのは、衣がたっていて、中ぶりのカキフライ。一緒に持ってきていただいた、おソースで味わいます。もちろん、お皿に添えられているマスタードも一緒に、です。
火の通りはミディアムといった具合でした。ぷりっとした牡蠣の食感と、熱いエキスが一度に味わえるさじ加減です。下処理が万全なのか、そういった牡蠣の種類なのか、独特の風味がうまみに変わっていて、実はカキフライが苦手という方も、何度も箸を伸ばしていました。
意外だったのが外見と味のギャップです。パン粉がたっていましたが、細かいもので、口当たりは優しいものでした。文字通り、牡蠣のうまみを閉じこめている風です。
このお店のお料理はどれも高級感があり、おいしかったのですが、カキフライを見て安心してしまいました。タルタルソースなどみじんも感じさせない、ソースとマスタードの存在感。添えられているのは定番のお野菜で、マヨネーズ付き。味はもちろんのこと、一品料理の見た目具合が印象に残り、ちょっぴり贅沢なお料理であるカキフライに親しみを持ってしまいました。
★お店情報:東京都中野区中野5-57-5、03-3388-3711、16:30-23:30、日・祝16:30-23:00
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