中野ラーメンストリートの白湯ラーメン店、麺屋ようすけでつけ麺をいただきました。濃厚鶏白湯つけめんです。
以前もいただいたことがあったのですが、そのときと麺が変わったのでしょうか。断面が長方形の、ちょっぴり平たいものでした。外見はやや透けており、見ただけでもっちりとした食感が予想できます。
レモンは、お料理を出していただくときに店員さんに聞かれます。今回もお願いをしました。もちろん、使わないときはお断りをして大丈夫です。
今回気がついたのは、付け汁のホット感です。麺の食感とは違い、こちらはあまり見た目にはわかりません。ですが、スープの表面を薄いオイルの膜が張っているのか、とてもホットです。さらには、穂先メンマもびっくりしました。焼いてあるのか、温めてあるのか、ピッと舌の先に痛さを感じるくらいの熱さで、予想できなかったため、文字通りびっくりしました。
その熱々な付け汁が、もちもちの麺に絡みます。濃厚で、鳥の風味がもわっと口の中に広がるのですが、後味がよい意味ですぐに引いて、印象がリセットされます。そして、また鳥白湯を味わいたくて、すすってしまう。よい循環です。
今回はお店のポップに従って、半分位してからレモンを搾ってみました。率直に申し上げて、レモンの酸味はそれほどといいますか、感じませんでした。では何が変わったか。それは香りです。風味と一緒に、制作中に煮込まれている鶏肉や骨などがイメージできるほど、鳥の香りが強かったのですが、それらがやや和らぎました。いい意味で、軽い印象となり、最後までさっぱりいただけました。
角切りにされた鳥のチャーシューが、器の中に沈んでしまい、麺と一緒に食せなかったのは、ちょっと残念でした。
濃厚なのに、さっぱりしている。もっちりしているのに、喉ごしがよい。スープも麺も、アンビバレンツな魅力を両立させている、憎い一杯です
★お店情報:東京都中野区中野5-57-4 永嶋ビル1F、03-3387-7799、11:30-22:00、定休・水
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