中野サンモールから少し入ると、通りの雰囲気ががらりと変わります。下町風といいますか、いい意味で親しみやすいお店がたくさん現れます。
ことぶき食堂も、そんなお店の1つです。のれんが掛かっていて、磨りガラスの入り口のため、入るのに少々勇気がいります。ですが入ってみると、映画などで見られるような「街の食堂やさん」といった感じで、バラエティに富んだメニューをコストパフォーマンスよく食べることが出来ます。
この時に選んだメニューは、その名も我が家のカレー。火曜日と金曜日限定のメニューです。トッピングで目玉焼きを追加しました。
よそい方がダイナミックなのはご愛敬といったところでしょうか。豚肉、ジャガイモ、にんじん、そしてくし切りにされたタマネギなどが見えます。タマネギは細かくしたり、よく「飴色になるまで炒める」などということも聞きますが、存在感があります。具として、主張しています。お皿にはご飯もルーも、これでもかといった風によそわれています。奥にサラダ、お味噌汁が見えるように、セットになったカレー定食なのです。
味はカレーの風味と適度なスパイシーさと、優しい具の味が1つになった、メニューの名前通り家庭的な味です。この味を苦手とする人はいないでしょう。
中野駅の周りには、インド風なカレーが食べられるところは何件かありますが、こういった日本風のカレーライスを食べられるところは、そう多くはありません。お店が看板で告白していますが、実はお料理を担当しているのは男性。風味は確かに家庭的なのですが、オヤジさんが作るお袋の味は、そんな裏事情でもちょっぴりスパイスがきいていますね。
★お店情報:中野区中野5-60-2、03-3387-7771、11:30-15:00、17:00-21:00、定休・日
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