今年も実施、中野サンモール空中ギャラリー2014

この時期に、中野サンモールアーケードがギャラリーになります。サンモール空中ギャラリーです。今年も、少し前から大きな画が何枚も掲げられています。全て区内中学生の皆さんの作品だそうです。アーケードを通ると、ずっと絵が続いている様子が見て取れます。

中野サンモール空中ギャラリー2014

毎年感じるのですが、中学生らしいビビッドな感性がキャンバスを覆っていて、つい上を見ながらアーケードを往復してしまいたくなります。

今回、一番印象に残ったのはこの作品でした。中野区立第二中学校の「平和で自然いっぱいの地球」です。

中野区立第2中学校

ギャラリーですから、おそらく学校の先生からは「絵を描きましょう」と言われて制作に取りかかっているのではないでしょうか。ではどのような絵にしようか、テーマは、モチーフは、題名からイメージしていくか。皆でディスカッションをしながらイメージを膨らませるか。絵を描くことに格闘していることが予想できます。

ですが、区立第二中学校の皆さんの作品は、絵画とは少し違う気がします。ストレートに言葉でメッセージを書き、モチーフはデフォルメして描いています。そこに表現されているのは、少年少女の主張。これは彼ら彼女たちの意思表示でもあるのです。「わたしたち」は私たり得るのか。「願い」は共有し合えるのか。なかなかに、哲学的です。

他にも魅力的な作品がいっぱい。しばらくは、アーケードを通る時には鑑賞が続きそうです。

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