今年も始まっていました。中野サンモールアーケード恒例の空中ギャラリーです。毎年、区内の学生さまたちによる文字通りの大作が中野サンモールアーケードに登場します。今年は、節目の20回目とのことです。
だからか、額縁がいつもよりも少し豪華に感じました。
表と裏で絵画が飾られています。従って、中野サンモールアーケードを通るときの行きと帰りに、それぞれ多彩な作品を見ることが出来ます。毎年、学生ならではの感性がキャンバスに描かれており、面白く思ったり深さを感じたりと、通るのが楽しくなるのです。
個人的な今年の一番は、明大中野中学校でした。
写実的に鯛焼きを描いている作品です。その厚み、中のあんこが透けており、高級な鯛焼きであることがうかがえます。2尾あり、奥行きも感じる作品です。
何よりも、作品タイトルがよい。「たい焼き焼いた」となると、これはお店で買ったのでは無く、家庭科の授業で生徒が作った鯛焼きなのでしょうか。と考えを進めていくと、もう一度タイトルに立ち返り、なるほどとなります。鯛焼きでは無くたい焼き。そこにまで創作性を追求したか!と膝を打つ作品です。
いつまでギャラリーが開いているかはわかりませんが、中野サンモールアーケードを通るなら、絶対に目に入る作品群。ちょっと歩くスピードを遅くして、鑑賞したいものです。
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