東京都の杉並区が、区内の学校施設について、ネットで利用の受付をするとのことです。2023年3月までの期間限定で、実験的な取組のようですね。
学校施設をネットで貸し出し スポーツ振興で杉並区がモデル事業(ITmediaニュース)
記事を拝見して感じたポイントが2つありました。
1つは、この施策を発表したことを伝える記事の主語が、区長だったこと。一番最初のアイディアや、その後の検討などの過程はともかく、記事ですと最終的にはトップダウンで進めたという印象があります。
もうひとつは、時間枠の管理は、民間事業者が行うということ。「時間枠の管理」という言葉が、どこからどこまでを指すのか。予約システムから、実際のレンタルの手続きや管理なども含めるのかはわかりませんが、とにかく何らかの形で民間の事業者が入るのですね。
ワクチンの予約や接種手続きなどを見ても、行政が行うことは機会と結果の両方の平等がかなり強く求められ、システムの構築から実際の運用までのさじ加減が難しい。記事にはありませんが、ネットを使えない区民への配慮や、使えることに関する公平性など、ハードルが高かったのではないか、と感じてしまいます。
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