静岡県の水害巡りフェイク画像が拡散 画像生成AIを利用 投稿者はデマと認めるも「ざまあw」と開き直り(ITmediaニュース)
画像を見ると、確かに見る人が見ればおかしい、と感じるところが何点かあります。
ですが、問題点を挙げるのであれば、1.この画像を見る人全員が、フェイク(不謹慎なギャグ)だと気がつく訳ではない。2.よく見ればフェイクだとわかるから、リテラシーの問題である。とはいえない。AIが発達していって、見る人が見てもおかしいとわからない場合も出てくる。というところでしょうか。
さらには、AIの使い方さえ知っていれば、こういった画像を作ることが可能だということです。つまり、フェイク画像を作るハードルがかなり下がってきている。以前でしたら、専用の写真加工ソフト(しかも、ある程度高額)を使い、それなりの技術がないとこういった画像は作れませんでした。模倣する例が増えてくることが考えられます。
例え悪気がなかったり、拡散する意図はなかったにせよ、労力の非対称性、つまり作り投稿する方の手間暇と、本物かフェイクかを判断して誤った情報を訂正する手間暇が全く違います。記事の最後にあったように、熊本地震の際には偽計業務妨害で逮捕されていることからも、徐々に社会が追いついていっているという面もあります。
記事タイトルの「開き直り」はポジショントーク的ですが、いずれ共通認識となっていく気がします。そうすると、「ざまあw」と言う・言われる方向は逆転するわけで、注意が必要でしょう。
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