麺彩房へ行く機会がありました。
麺彩房は、中野の有名なラーメン店ですが、情報サイトでは、最寄り駅が中野駅だったり、西武新宿線沼袋駅であったり、新井薬師駅前駅だったりします。つまり、3つの駅から、同じ様な距離離れているわけで、正直に申し上げまして、お昼休み時間内にふらっと行ける感じではありません。「今日は、麺彩房で、食べるぞ!」と諸々調整の上で、来訪するお店です。
諸々調整した結果、開店前に着いてしまいました。珍しい、のれんが掛かっていない麺彩房の前でしばらく立っていたのですが、
せっかくなので周りをぶらぶら。こんな横断幕の広告もあったのですね。
つけ麺の内、何にしようか。トッピングはどうしようかなどと考えながら券売機の前に行くと、変わったメニューがありました。台湾まぜそばです。
来訪に諸々の調整が必要な麺彩房。つけ麺が有名です。頭の中はすっかりつけ麺になっていました。ですが、おそらくは限定のメニュー、台湾まぜそば。数秒激しく葛藤をして、台湾まぜそばにしました。無料の大盛りを券売機で選んで、そして台湾まぜそばのボタンを押して、食券を購入します。
流石麺彩房。開店して、あっという間にお客さまで満席になりました。
やがて、「よくかき混ぜてお召し上がりください」という言葉と共に、台湾まぜそばが出てきました。
照明を反射してキラキラな卵黄、台湾まぜそばといえばなニラ、そしてニンニクも標準で入っています。緑と黄色、赤、黒と彩りが鮮やかです。
麺は太くて、ちょっと縮れた感じ。好みです。
よくかき混ぜていただくと…、想像していたよりも、マイルドな感じ。ニラやニンニクの辛さと香りは見た目ほどではなく、魚粉もほどよいバランス。卵黄のコクが麺に行き渡っていて、タレに甘さをくわえています。とがっていないのです。
色々な濃い味をお丼に入れて、混ぜて1つの味にまとめて、ずるっといただくという印象がある台湾まぜそばですので、初めは戸惑いました。ですが、食べ進めていく内に、納得しました。麺と合うのです。太くてごわっとした食感で、小麦の味が強い麺を、すべてのトッピングが引き立てています。どれもとがっていなくて、どの味もする。バランスがいいのです。
ガツンとインパクトのある濃い味を予想したら意外でした。好みからいうと、もう少しニンニクの風味も強い方がいい。でも、物足りなくはありません。きっと計算されたトッピングの味と量なのでしょうね。
麺を中心に、総合力で勝負する。どの味がと説明するのは難しいのだけれども、おいしい。台湾まぜそばではなく、麺彩房の台湾まぜそばでした。
麺彩房 中野本店
ジャンル:つけ麺、ラーメン
住所:東京都中野区新井3-6-7
電話:03-3386-2327
営業時間:火-金、土、日、祝日11:00-15:00、17:30-21:00。祝日を除く毎週月曜11:00-15:00
定休日:1月1日、2日。祝日を除く毎週月曜夜。
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