中野ブロードウェイ。言わずと知れた、中野のランドマーク的な建物です。日本のみならず、世界中から人が集まるところで、高級腕時計やサブカルチャーのお店などがたくさんあり、魔窟と比喩されることもあります。
そして、中野駅北口には、もうひとつ魔窟があります。ワールド会館です。
中野駅北口を散策していると、現れる古いビル。その外観は、カオスと行って差しつかえがないでしょう。ここでは紹介がためらわれる様な、いろいろな逸話や都市伝説もある場所です。
現在ではビルは営業しておらず、正面には工事現場で見られるような壁が設置されていました。立ち入ることが出来ない。注意書きがあって、管理会社の管理下にあるとのことで、勝手に立ち入ったら不法侵入になります。
そのはずですが、壁がなくなっていました。そして、入り口らしいものが開いていて、ビルの中からトンカンと音がします。
もちろん、今でも立ち入ることは許されないでしょう。ですが、奇妙な感じでした。人の気配もなく、話し声もない。なのに何かを壊したり外したりしているような音が聞こえるのです。
こういっては不謹慎かもしれませんが、見られる撤去物と思われるものもカオスです。ダンベルにブロック。アタッシュケールらしきものも。
いよいよ、解体が始まったということなのでしょう。変わっていく風景が、しばらく楽しめそうです。
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