中野ラーメンストリートと呼んでいる、中野ブロードウェイの隣で南北に延びる、中野ふれあいロードに油そば専門店があります。武蔵野アブラ学会中野店です。
この時は、オーソドックスな油そばではなくて、ちょっと変わったものが食べたいと思いました。ですが、お店の外の看板には、トッピングのバリエーションの紹介があっても、他のメニューがありませんでした。そこで、券売機の前で悩むことに。
とはいっても、後ろで待っている方がいらっしゃいましたので、とりあえず画面右側でボタンが目立っていた、新・明太油そばの並盛りにしました。画像が小さく、粗くて、メニューの実態はよくわかりませんでしたが、とりあえず、明太子がトッピングされている新しい油そばなのでしょう。
当然明太子は載っていると思っていましたが、マヨネーズは予想外でした。そして海苔が添えてありますが、刻み海苔がたっぷり。麺を持ち上げると、タレが見えます。なかなか多いと感じました。いわゆる明太マヨだったのですね。焼きそばやお好み焼きなどでも採用されている、名コンビのトッピングですから間違いない味でしょう。
…。と考えましたが、その発想全く甘かったです。よく混ぜると、タレがからまったのか、お丼から存在がすーっと消えました。だからでしょうか。明太マヨの印象はかなり薄い。口に入れると明太子の風味とマヨネーズの甘さを感じますが、味わっていくとタレの味にかき消されていきます。さすが、武蔵野アブラ学会のアブラは、パンチが違います。明太とマヨネーズをものともしません。メニュー名は、「新・明太油そば」なのですけれども。
もっとも、お店も味を計算しているでしょうから、最初の印象通り、明太マヨは味変というよりも「トッピング」なのでしょう。油そばに少しアクセントを加える程度に、量を抑えているのでしょうね。
ラー油とお酢を回し入れて混ぜると、ますますいつもの武蔵野アブラ学会の油そばになりました。
ファーストインプレッションとは違いましたが、面白い油そばでした。
それから、スープのお代わり自由が明記されていました。1回はお代わりをしたいこのスープ、油そば風味になった口に、とても合います。熱々なのでやけど注意です。
武蔵野アブラ学会 中野店
ジャンル:油そば
住所:東京都中野区中野5-53-4
営業時間:月-土11:30-15:00、17:00-23:00。日11:30-15:00、17:00-21:00
定休日:水曜日
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